住宅建築の見積りの基礎知識
一戸建て建築において、見積りを依頼するのは「はじめの一歩」です。 建築の専門用語が並んでいる一戸建ての見積りは、初めてだとわかりづらいかもしれません。 見積りの基礎知識や、見方について解説します。
【見積りの基礎知識】
建築に必要な費用には、本体工事以外にも解体、外部給排水、照明やカーテンなどの内装、空調、ローンや登記、引越しの費用など多岐にわたります。 しかし、一般的に建物の価格の見積りといえば、本体工事費のことを指します。 その見積もりは、業者別や工事部分別の計算になっていたり、材料、手間、材工などの分類で数量と個別単価が表示されたりと様々です。
【トータル予算の把握】
大きな会社なら、資金計画書といった形で本体価格と付帯工事費、別途工事費や諸費用などをまとめて提示する会社が多いといえます。 反対に比較的小さな会社では、自社の見積書だけを提出することが多いようです。 どちらの場合も、本体の工事費だけでなくトータルの費用を把握する必要があります
【正確な見積もり】
見積もりを正確に出すためには、要望の間違いない伝達とプランの作成が重要です。 どの住宅会社に建築を依頼するのか検討するためには、各社に出してもらうの見積りが重要であり、見積もりを正確に出してもらうためにはプランニングが重要になります。 自分たちの要望を正しく的確に相手に伝えるためにも、見積もりを出す前に平面図を作ってもらう必要があります。 そのため予算だけでなく、家族構成や住居の使い方、欲しい設備や間取の希望などを事前に打ち合わせし、イメージを共有してからプランニングを行いましょう。 打ち合わせの中ではいろいろな要望が出てくるでしょうが、その中で何を一番優先するのか、優先順位付けがポイントになります。